達夫の蟹工船 その弐

野球チームでは、躓いたが、学校の成績は中の上ぐらいで、
特に数学が好きで、テストの点数は高得点を取ることが多かった。

野球チームの同世代は、ほとんどがスポーツ推薦で
高校に入学するが、わたしは勉学で入学することになった。

「これで野球を辞めれる」というホッとした感覚が強くなった。

当時、高校に入るには、公立と私立を併願するか、
私立一本で専願するかを決めなければならなかった。

希望した公立に合格するには、
普段の内申の点数と入試の点数が合算されて、合否が決まる。

私が希望する公立は学区内で上から3番目だ。
学業の成績ではギリギリのライン。

だが、学業の具合はなんとなりそうだったが、
普段の素行があまり良くないので、内申の点数が低かった。

「今の状態だと、学区内の上から5番目レベルの高校受験が妥当です。」
三者面談の日に担任の先生から、そう告げられた。

当時はバブルが始まったばかりで、母親の商売の状態が良く、
少しでも良い学校をという親心から専願で私立の学校を受けることとなる。

今でもあるのかしらないが、
専願とは、その学校に受かったら、必ずそこに行きますよという受験。
だから少々学業を無理しても、受かる可能性が高くなる。

私は、新興私立の特進科を受験したが、普通科での合格となった。
その高校に行くことが決まった。

環境が変わること、野球をしなくて良いこと等々、
様々なことが変わることで、何か自分が変われればと思った。

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