達夫の蟹工船 その参

高校に入学すると、パラダイスだった。

好きなときに、自動販売機でジュースは買えるし、
女の子は可愛いし、授業は楽勝だし。

学年最初のテストは、上から数えた方が早かった、
クラス内では、五本の指に入っていて、
学年が上がるときには、
普通科から特進科に行こうと考えていた。

そして、なによりも自由に使えるお金が増えた。

最初は母のお手製弁当を持って行っていたが、
毎日500円ぐらいをもらって、食堂や購買で食べる方が
自由にお金が使えると思い、そうしてもらった。

しかも、通学定期が結構な金額だったので、
少し多く言って、チョロまかしたりもしていた。

本当に自由だった。

たぶん何か解き離れた感があり、
何でもできるような気になっていたと思う。

でも、そんな自由は長く続かなかった。

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