新卒で就職しても、中途で転職しても、
ほとんどの企業では、就労後に研修があるところが多いです。
私が知っている会社の一つでは、
圧迫研修を採用しているところがありました。
1時間、自分の仕事の目標を考える。
目標を大声で、発表する。
声が出ていようがいまいが、声が出てないと言われる。
そしてまた、目標を大声で、発表する。
この繰りかえりが幾度か行われて、目標を否定される。
再度、1時間、自分の目標を考える。
これが、永遠続くのではないかと思うぐらい続く。
そして最後に承認された目標を、
スクランブル交差点のような人通りの多い場所で
大声で発表する。
声が聞こえないという理由で、何度もそれが行われる。
というような研修でした。
この研修で怖いと思ったことが一点ありました。
それは承認をする教官と、研修生の関係です。
理不尽に感じる否定を継続されると、
研修生は、その教官に気に入られるような行動を考え、
そのように行動していくところです。
研修生に直接話を聞くと、
その時、自分は洗脳されていないし、結構冷静だったと言う人が多かったです。
でもでも、それ、洗脳されてますから。
そして、ただ教官は、ただの上司ですという点が怖いと思いました。
普段の業務では、たぶん普通のサラリーマンで、
家に帰れば、普通の父親なんです。
そんな人が、教官という役割を与えられただけで、
研修生を洗脳する。
怖いな。
様々な会社で研修が行われていますが、
会社の選ぶ際に、どんな研修が行われているか聞くことも大切だなぁと思います。
採用されてからでは、遅いときがあります。
Lou BlazquezによるPixabayからの画像