達夫の蟹工船 その六

高校3年生になっても
学校へ行ったり、行かなかったり。
薬物をしたり、しなかったりの生活が続いていた。

なんとか3年生には進級はしていたが、
成績は、下から数えて、3番目。

そして
何もかもが中途半端であった。

不良としても、半人前で、
進学校の生徒しても、半人前で、
ボン中(ヤク中)としても、半人前だった。

だからどこに行っても宙ぶらりんで
居心地の良い場所がなかった。

薬物に関しては、お金がなくなったのと、
周りでやる人が少なくなってきたので、
なんとなく、自然に消滅して、止めていった。

でも、宙ぶらりんの状況には、変わりなく、
毎日がとても空虚だった。

そんな状態でも、時は残酷に過ぎていく。
高校卒業後の進路を決めなければならない。

しかし決められるほどの選択肢は残っていなかった。
就職か専門学校かの2択が提示される。

決めたのは、就職だった。
エレベーターの保守管理をする仕事にしようと決める。

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